仮設住宅の催しで一人の女性と話をした。
震災で辛い経験をしたばかりか、現在も持病で苦しんでいるとのこと。催しが終わって外に出ると雨。
困難な境遇にあるその女性は高齢の女性に声をかけ自分の傘に入れて家まで送ると言う。
途中で起こった余震により体調が思わしくないというのにほかの人を思い遣る心根。
遠ざかる傘の後ろに、人はここまで優しくなれるのかと頭がさがった。